こんにちは、tohnomです。 このブログでは、アニメや漫画の世界を文学のように紐解くことで、作者からのメッセージをより深く理解していこうとしております。 ■本日の作品は「思い出のマーニー」 この世には目に見えない魔法の輪がある 輪には内側と外側があ…
こんにちは、tohnomです。 このブログでは、アニメや漫画の世界を文学のように紐解くことで、作者からのメッセージをより深く理解していこうとしております。 ■本日の作品は「紅の豚」 飛ばねえ豚は ただのブタだ。 今回は1992年に公開されたジブリの名作「…
「コクリコ坂から」は、1963年、東京オリンピックの前年を舞台に高校生の男女の恋を描いた作品。50年以上前の高度経済成長期の日本の様子を伺うことができる。 当時と比べるとかなり豊かな暮らしを手にしているはずの私たちだが、本当に幸せになっているのだ…
なぜ、夜神月は優秀な学生でありながら、大量殺人をするようになったのか? 漫画「DEATH NOTE」の第一話のタイトルである「退屈」から物語を紐解いてみる。 夜神月=近代、リューク=前近代 天才高校生の夜神月を全国で学年トップの成績でありながらも退屈し…
人間1種の繁栄よりも生物全体を考える!!そうしてこそ万物の霊長だ!! 人間どもこそ地球を蝕む寄生虫!!いや・・・・・・寄生獣か! 「寄生獣」は、人間の脳に寄生することに失敗した寄生獣が、人間の右手に寄生することから物語が始まる。 物語は徐々に人類VS…
1940年に公開されたトムとジェリー。 言葉を話すことがない猫とネズミのアニメが、なぜあんなにも面白いのか。 言葉を使わなくても、誰にでも伝わるストーリーと笑いを提供してくれる。 作品テーマ:老若男女・万国共通の笑いとは? 立場が逆転する 猫とネズ…
成績(点数)の序列化される学生生活。学生たちは自分たちの意思とは関係なく、教育システムに組み込まれて、優劣のラベルをつけられることになる。 その中で「劣」となった生徒たちがどう生きるべきなのかということをテーマとしている。 作品テーマ:才能…
今回は、森見登美彦さんが原作「四畳半神話大系」について、解説をしていきたいと思います。 ■本日の作品は「四畳半神話大系」 人生は選択肢が重要ではない。 「四畳半神話大系」は、京都大学の3回生が1回生の時に選んだ選択肢(主にサークル)によって、 その…
父親を殺す主人公アレンを描くことで宮崎吾朗は何を伝えたかったのか。 あるいは『テルーの唄』を通じて、彼が言いたかったこととは。 森緑地設計事務所からジブリへの異例の転身した宮崎吾朗のアニメ映画監督としての処女作。 作品テーマ:運命といかに向き…
こんばんは、tohnomです。 このブログでは、アニメや漫画の世界を文学のように紐解くことで、作者からのメッセージをより深く理解していこうとしております。 ■本日の作品は「東京ゴッドファーザーズ」 今回は、以前こちらのブログでレビューをさせていただ…
こんにちは、tohnomです。 世間では「シン・ゴジラ」が話題になっているようですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。 そもそもゴジラとは何者なのか皆様はご存知でしょうか? オリジナルのゴジラはどんな話だったのか、そしてそこに込められたメッセージと…
1988年に公開されたジブリの代表作「となりのトトロ」 日本が近代化が進む中、田舎に引っ越す家族 今の私たちの便利で快適な生活とは程遠い生活 だけど、そこには日本が育んできた素晴らしい文化があった 作品テーマ:近代化で日本人 が失うもの ■本日の作品…
こんにちは、tohnomです。 このブログでは、アニメや漫画の世界を文学のように紐解くことで、作者からのメッセージをより深く理解していこうとしております。 ■本日の作品は「風立ちぬ」 この作品は、ジブリの巨匠、宮崎駿が自らが最後の作品として監督され…
本日ご紹介するのは「借りぐらしのアリエッティ」 |作品のテーマ:「抗えない運命」 約70億人いる人類が自分だけを残して滅びそうになったら、あるいは、もし心臓病を患っていて、手術の成功確率がきわめて低いとしたら? もしそんな状況になれば、私たちは…
本日ご紹介するのは1984年に公開された「風の谷のナウシカ」について 科学文明の崩壊後の世界を描く宮崎アニメの代表作である。 作品テーマ:戦争と環境問題について 風の谷=前近代の暮らし 物語はのどかな風の谷の暮らしから始まる。自然への畏怖の気持ち…
こんにちは、東野です。 漫学は、漫画(アニメ)から見える現代社会について考えていきたいと思います。 今回は「ポストモダンとドラえもん」について。 ☞ ドラえもんはポストモダンの象徴 ポストモダンとは? 近代では、科学技術の進歩が人類の幸せにつながる…
金魚だったはずのポニョは徐々に人間となっていく。動物と人間の境界を曖昧にする。「崖の上のポニョ」が伝えたかったのは、家族としてのペットのあり方だ。 いらなくなったペットを捨てたり、殺したりする人がいる。だけど、本来ペットは家族の一員であり、…
「千と千尋の神隠し」は、日本の教育に対する宮崎駿の問いかけだ。こどもが本当に成長するために必要なこととは何なのか。 作品テーマ:「教育」 宮崎アニメで一番不細工な主人公!? 千尋と両親が引越しているシーンから始まる。小学4年生の千尋は、転校を受…
こんにちは、東野です。漫学では、アニメや漫画の世界を文学のように、作品に込められたメッセージをより深く紐解いていきます。 本日の作品は「キルラキル」 「キルカ、キラレルカ」 「天元突破グレンラガン」の今石 洋之(監督)と中嶋かずき(脚本)が手…
こんにちは東野です。 金曜ロードショー「平成狸合戦ぽんぽこ」が見れないというという声を聞く。「残業が厳しくて、」「今日は合コンで、」——なるほど現代人は忙しい。仮に私一人が「残業も合コンもやめて、今日はぽんぽこ見ようよ!」などと言っても、恐ら…
こんにちは、東野です。 本日は細田守の「おおかみこどもの雨と雪」の解説。
こんにちは、東野です。 このブログでは、アニメや漫画の世界を文学のように紐解くことで、作者からのメッセージをより深く理解していきます。 本日の作品は「時をかける少女」。 今回は、昨日漫学でレビューをした「おおかみこどもの雨と雪」の細田守が監督…
こんばんは、東野です。 漫学は、アニメや漫画の世界を文学のように紐解くことで、作者からのメッセージをより深く理解していきます。本日の作品は「サマーウォーズ」。 「つながり」こそが、ボクらの武器。 今回は、「時をかける少女」「おおかみこどもの雨…
こんにちは、東野です。 このブログでは、アニメや漫画の世界を文学のように紐解くことで、作者からのメッセージをより深く理解していこうとしています。 本日の作品は「ハウルの動く城」について。
こんにちは、東野です。 このブログでは、アニメや漫画の世界を文学のように紐解くことで、作者からのメッセージをより深く理解していこうとしています。本日の作品は「天元突破グレンラガン」について。 天元突破グレンラガンは、2007年に放送されたロボッ…
こんにちは、東野です。 このブログでは、アニメや漫画の世界を文学のように紐解くことで、作者からのメッセージをより深く理解していこうとしています。 本日の作品は「魔法少女まどか☆マギカ」について。 「魔法少女まどか☆マギカ」は、2011年に放送された…
こんにちは、東野です。 このブログでは、アニメや漫画の世界を文学のように紐解くことで、作者からのメッセージをより深く理解していきます。 本日は「涼宮ハルヒの憂鬱」について。 「涼宮ハルヒの憂鬱」は2006年から2009年にかけて放送された株式会社京都…
目覚ましい発展を遂げる文明の裏には常に軍事が影を潜めている。どれだけ文明が発達しても、人は地球から離れて生きていくことはできない。 今回ご紹介する「天空の城ラピュタ」は、文明の終焉を描いた作品である。 作品テーマ:「軍事開発と文明の進歩」 舞…
こんにちは。東野です。 本日はドラゴンボールについて、お話をしたいと思います。 ドラゴンボールは、主人公の「孫悟空(そんごくう)」がどんな願いも叶えるドラゴンボールをきっかけに、世界中をめぐり強敵と戦う孫悟空の成長を描いた物語です。 孫悟空は…
こんにちは。東野です。 このブログはアニメや漫画のメッセージ、世界観を文学のように紐解いていきます。 日本の子供たちに絶大な人気を誇る「アンパンマン」は、絵本版とアニメ版で少々お話が違います。今回はこの2点からお話したいと思います。 絵本版『…